2007年6月5日 (火)
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本日の格言
六子局、片方の三連星はないものと思え!☆


ひろみお兄ちゃん、大変!革命的格言に矛盾があることを発見してしまったのよ。

義行ほう、矛盾ね・・・一体どんな矛盾なのかな?

ひろみ互先で黒が三連星に打った時、のカカリにとケイマに受ける手はVol.087などを見ると良くない手と書いてあるわね。

義行当然だよ!三連星が発展性重視の布石なのにと安定性重視の受け方をすると一貫性なくなるので黒aと一間に受ける一手。



ひろみ四子局でのカカリにと一間に受ける手もVol.024によるといけなかったのよね?

義行背中合わせに一間受けを打つとと打たれた後、白aとbのどちらかに打たれてしまうから良くないのさ。
では黒cとケイマに受ける一手!黒cのケイマ受けならと打たれても黒dのヒラキで問題なし。



ひろみじゃあ六子局の場合なのだけれどのカカリにはの一間受けが三連星を活かす当然の一手なのよね。

義行そうだよ。で、何か問題があるのかな?

ひろみ問題はとカカリを打たれた時なのよ。左辺の三連星を活かすには黒aと一間に受けなければいけないのだけれどその手は「背中合わせの一間受け」でしょ。黒aの一間とbのケイマ、どちらを選んでも格言に反してしまうわ。



義行なるほど、そう言われてみるとそんな気が・・・

ひろみもう、お兄ちゃんが作った格言でしょ!ちゃんと説明してよ(怒)

義行ちゃんと説明するから冷静に!この場合と一間に受けて左辺も発展させる方針はVol.006に反するしと打たれるとと右辺を守ってもと打ち込まれるから問題なのだよ。



ひろみでもとケイマに受けるのはの三連星が働かなくなるからいけないのでは・・・

義行厳密に言えばそう言う話になるけれど置碁の場合は多少の妥協は必要なのさ。
よ~く考えてご覧、六子局は左右に三連星があるけれど「模様は二箇所作ってはいけない」からすると両方の三連星を発展させることがそもそも問題なのだよ。
だから六子局の場合、片方の三連星はない(活かさなくても良い)と思って打てば全てが解決すると言う訳!

ひろみと言うことはとケイマに受けての富士山にはの鉄柱ね。と打ち込まれたらどうするの?

義行黒aとツケる手もあるけれどはないものと思ってとシマルのがお薦めだよ。のトビにもとケイマに打ちは気にしないように。



ひろみと下辺にカカリを打たれた時も同じように考えれば良いのね。

義行そう言うこと!右辺はの一間に、左辺はのケイマに受けの富士山にはのシマリで黒が優勢だろう。

ひろみさすがお兄ちゃん!ちゃんとつじつまがあっているわ。

義行おや、最初は「革命的格言の矛盾を発見した!」とか言ってなかったかい(笑)

ひろみへへっ、お兄ちゃんの作った格言を疑ったりしてごめんなさ~い・・・



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