2005年3月13日 (日) バックナンバー 定石はずれ、とがめないのも立派なとがめ方！☆☆☆ ひろみちゃんは相手が定石はずれを打って来たらどうする？ そりゃ、もちろんすぐとがめに行くわ！ 普通はそう考えるよね。じゃあ右図を見てご覧。のカカリにのケイマ受けなら～は定石なのだけれどのカケツギに黒aではなくと大きくヒライて来たら白はどうする？ 定石はずれのにはと打ち込んで、ヒラキ過ぎをとがめにいく一手じゃないの。 のツケには？ ～と押して左辺を盛り上げたいな。 そうだね、左辺は良い形になって来たけれどとカケられたらが取られてしまいそうだよ。 本当だわ～、これでは黒のヒラキ過ぎをとがめるどころか反対に取られてしまったわ。何がいけなかったのかしら？ ヒラキ過ぎだからと言って、すぐに打ち込めば良いとは限らないのだよ。 じゃあ、どうすれば良かったの？ この場合はとトブのが正解。の受けにはのシマリで左辺が盛り上がり白は満足かな。 でも黒はヒラキ過ぎていたのにと受けさせるのは、何だか勿体ないような気がするのだけど・・・ そんなことはないよ。白はが先手で打てたし～と上辺に二手かけさせたことでちゃんと定石はずれをとがめているのだよ。黒が定石通りaとヒライていればは必要ないよね。 なるほど、これまでは定石はずれを打たれたら相手をひどい目にあわさないととがめたことにはならないって思っていたけれど、積極的にとがめず、効率の悪い手を打たせることも立派なとがめ方だと言うことがよくわかったわ。これからは無理をしてとがめにいかないようにしま～す！ そう、その気持ちを忘れないようにね。 先頭に戻る